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2002年07月22日

米Adobe Systems、ビデオ編集ソフトAdobe Premiere 6.5を発表

米Adobe Systemsはビデオ編集ソフトの最新バージョン「Adobe Premiere 6.5」を発表した。プレビュー時間を必要としないソフトウェア・リアルタイム編集(注意パワフルなCPUが必要)、キャプションやタイトル、クレジットロールなどを簡単に作成できるツール「Adobe Title Designer」の搭載(静止・アニメーションあわせて170以上のテンプレートが用意されている)、DVDなどの書き出しに便利な「Adobe MPEG Encoder」(MPEG-2ファイルをPremiereのタイムラインから直接出力可能、またWindows版ではバンドルされるDVDit! LEとの連携が実現、Mac版ではDVD Studio Proがインストールされた環境においてQuicktime File Exporter経由にてMPEG-2出力ができる)など、数多くの機能が搭載されている。*Mac版の場合は、DVD Studio Proの環境でQuicktimeの拡張機能であるMPEG出力機能がPremiere 6.5の出力オプションから選択可能となっている。

サウンドに関してもWindows版では3つのDirectXプラグインを、Mac版は「SparkLE」バンドルするなど、プロフェッショナル向けのオプションを追加している。(大人気のサウンド生成ツール「SmartSound QuickTracks」に新たに11のソースが追加される)また、Windows版のみだがWindowsMediaのインポートが追加された。最新のCodecが搭載されている。(AdobeはWindows Media 9のサポートを表明しているので、製品版で搭載されるCodecが気になるところだ)

今回のアップグレードでさらにパワフルなツールとなったPremiereだが、サードパーティ製のビデオ編集ボード(Matrox RT.X100)などと一緒に使うことによって、さらなる高速化を可能にするとのこと。Premiere 6.5と最新のCPUとビデオ編集ボートなどを組み合わせることによって、100万円以上するプロダクションレベルのシステムがPCで実現できるようになる。時間と予算が限られているストリーミングコンテンツの制作者にとって必須のソフトウェアとなるだろう。

Adobe Systems News Release(en)

Adobe Premiere 6.5(en)

Adobe Premiere 6.5 new features(en)

Adobe Premiere 6.5 at a glance(en)

Matrox Announces Certification for Premiere 6.5(en)

Matrox RT.X100(jp)

Posted by takesato at 2002年07月22日 17:46